香川句会報 第 1回(2010.11.19) 於、サンポ−トホ−ル高松
<今月の一句>
ナタ−シャの朝は眩しい木の葉髪
高橋たねを
加齢とは頬杖やわらかい花野
若森 京子
星流れ言伝てというぼんやり
矢野千代子
衣(ころも)脱ぐような忘却 冬木立
市原 光子
次々にドア開け長き夜の羊
榎本 祐子
太陽のかわりにビー玉もっている
大西 政司
いつかまた会える約束草虱
白石 司子
お日さまと何して遊ぼう蜜柑山
河野 志保
木枯吹く原子力の日なりにけり
木しげ子
燧灘月の兎が来ているよ
野崎 憲子
初句会は、欠席投句も含めた事前投句の選句、合評の後、袋回し句会を4時半まで行いました。
代表の高橋さんのお題の中に<ポポンS>があったのには、みんな、びっくりしました。
高橋さんの呼びかけに、「海程」関西の個性豊な実力派の作家の参加が叶い、気合の入った
楽しく、熱い句会でした。 野ア憲子記
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