香川句会報 第 6回(2011.04.16)於、サンポ−トホ−ル高松

<今月の一句>

素足の渚いつから琺瑯質かしら 若森 京子
玉子焼はずみで朧月(おぼろ)の角を巻き 矢野千代子
蛇穴を出て不可解なシ−ベルト 市原 光子
春愁や良寛の書の点と線 小山やす子
寝不足や時間(とき)はすっぽりシルク帽子 久保 智恵
空腹は毛深きものよ春の山 河野 志保
夏来るか遠い寝場所に我の家 豊原 清明
里山の子どもらはしゃぐ仏の座 木しげ子
さくらさくら歩きつづけるほかはなし 亀山祐美子
春の雷たまたま隣りあっただけ 野崎 憲子



亀山祐美子さん、初参加ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。


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