香川句会報 第10回(2011.09.17)

<今月の一句>

ひとつまみ塩を足したる野分後 亀山祐美子
青空に一片の雲冷やし瓜 小山やす子
絵具のように毛氈苔は真剣です 久保 智恵
秋茄子の色こそよけれもいでくる 木しげ子
小さきひと親と並んで渡り鳥 豊原 清明
花巻貝誤植は月の鱗です 野崎 憲子
夕されば主婦の眼猛し野萱草 野田 信章
他人にも「To my mother 」と書く河鹿 古澤 真翠
半身は水に溶けゆくキリギリス 増田 天志
切っ先の触れたる闇や金木犀 矢野千代子
病みし姉スカートはもう藤袴 若森 京子
月光の容赦なく折れ水漬き村 市原 光子




今回の句会は、鬼の霍乱か?野崎の伝染性の風邪の発症の為、事前投句のみとさせて
いただきました。
句会前日には、ほぼ治っていたのですが、家族が次々に罹患し、ご参加の方々に移し
ては駄目だと大事をとらせていただいた次第です。句会への参加を予定されていた方々
には、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
お陰さまで、もうすっかり回復いたしました。
以後、健康管理にも気を配ってまいります。よろしくお願い致します。
                                野ア憲子記


古澤真翠さん、初参加ありがとうございました。これからも、ご一緒に俳句を楽しみましょう!


TOPへ戻る
inserted by FC2 system